INTERVIEW

大学の教育・研究を支える、新しい図書館を目指す

平成17年4月 採用

寒川 文子

鳴門教育大学教務部学術情報推進課

仕事の内容

図書館司書の仕事に就きたいと思い、中国・四国地区国立大学法人等の採用試験を受けました。毎日、海を眺め潮風を感じながら通勤しています。就職で初めて訪れた地域ですが、温暖で自然も多く住みやすいです。職場は小規模な図書館のため、さまざまな業務を担当しています。主な仕事は、書籍・雑誌・電子ジャーナルなどの図書館資料をスムーズに利用できるようにするためのデータ管理や目録作成です。この業務をすると資料についての情報が自分の中に蓄積されていくので、当館資料に関する質問に答えやすくなるというメリットがあります。

学生

教育大学の特徴かもしれませんが、卒業した学生と再会することがあります。大学院生や我が子の担任として再会したり、当館は赤ちゃんから利用できる児童図書室もあるので、子連れで遊びに来てくれたりすることもあります。数年後再会したときには学生と大学職員という関係が全く違うものになっていても、大きなつながりの中で子どもの教育を支えているのだと実感でき、嬉しく感じます。

Q&A

スキルアップのためにしていること・心掛けていることは何ですか?
講習会に積極的に参加させてもらえる職場のため、できる限り受講するように心掛けています。小規模な図書館だからこそ多様な業務に関わることができるので、講習会で紹介される新しいサービスや情報を多く吸収し、当館でも活用できるものはないか考えるようにしています。近年増えたオンライン講習会は、移動時間や旅費のハードルがないので参加しやすく非常にありがたいです。
言われて嬉しかった言葉は何ですか?
シンプルですが「ありがとう」という言葉です。学生時代、授業で「図書館はサービス業」と教わりました。誰もが利用しやすい場所にするためにはどんなサービスができるか、大学の教育・研究を支える組織として何をすべきかを、意識して仕事をするようにしています。そのため、カウンター業務・裏方の登録業務に関係なく、「ありがとう」という言葉を聞くと、お役に立てたと感じます。私自身、子育て中で職場の皆さんに助けてもらうことが多いので、周りへの感謝を忘れないように心掛けています。

SCHEDULE

8:30

始業

館内清掃・メールチェックから業務が始まります。

9:00

統計資料の作成

各種調査への回答資料を作成します。

12:00

昼休み

月3回程度、当番制でカウンター業務があります。

13:00

目録業務

図書の目録を作成します。

17:15

終業